スマートフォンのSEO対策

スマートフォン向けSEO対策の重要ポイント

1. モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン)の採用

Googleが最も推奨する方式であり、PCとモバイルで同じURL・同じHTMLを使用し、表示をデバイスに応じて切り替えるデザインです。

メリット:URLが一つのため管理が楽で、ユーザーがリンクをシェアしやすい。Googleの評価も受けやすい。

対策:
ビューポート設定:画面幅に合わせてコンテンツが調整されるよう設定します。コンテンツの幅:横スクロールが発生しないよう、コンテンツが画面幅に収まるようにします(画像やテーブルの最大幅設定など)。

2. ページの表示速度の改善

モバイルユーザーは表示速度に敏感です。速度が遅いと離脱につながり、検索エンジンの評価も下がります。

対策:
画像・動画の最適化:ファイルサイズの圧縮、次世代フォーマット(WebPなど)の使用。CSS/JavaScriptの最適化:ファイルサイズの圧縮、レンダリングを妨げるCSS/JSを後回しにする。サーバーの応答時間短縮:PHPバージョンの更新やサーバーの強化。

AMP(Accelerated Mobile Pages)の検討:非常に高速なモバイルページを実現する技術ですが、導入には工数がかかります。

3. ユーザビリティの向上(操作性・視認性)

ユーザーがストレスなくサイトを利用できる設計が重要です。

フォントサイズ:読みやすいサイズ(目安として本文は14〜16ピクセル程度)を設定します。タップ要素の最適化:リンクやボタンは指でタップしやすい十分な大きさ(目安として最低48ピクセル四方)と間隔を確保します。ナビゲーション:シンプルで見やすいハンバーガーメニューやパンくずリストを設置します。Flashなどの非推奨技術の排除:モバイルでサポートされていない技術(Flash、Javaアプレットなど)は使用せず、HTML5やCSS3などの最新技術に移行します。

4. コンテンツの統一と質

モバイル版のコンテンツがPC版に比べて情報量や質が劣ると、MFIにおいて評価が下がります。

PCとモバイルのコンテンツ統一:PCサイトとモバイルサイトで、主要なコンテンツや情報量が同じになるようにします。モバイルユーザーのニーズを意識:「マイクロモーメント(知りたい、行きたい、買いたい、したいといった瞬間的なニーズ)」に対応するコンテンツを提供します。

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